タバコをやめられない理由
ニコチン依存症について
ニコチン依存症に至るまで

脳には、ニコチンが結合すると快感が生じる受容体があります。α4β2ニコチン受容体といいます。

タバコを吸うと、ニコチンが肺から血中に入り、すぐに脳に達します。

ニコチンがα4β2ニコチン受容体に結合すると、快感を生じさせる物質(ドパミン)が放出されます。

ドパミンが放出されると快感が生じます。さらに、もう一度タバコを吸いたくなります。
![]()
(2)~(4)を繰り返すうちに現れる、イライラなどの離脱症状(禁断症状)を避けるため、喫煙をやめられなくなります。

Rollema, H. et al. : Trends Pharmacol Sci 28(7) : 316, 2007より作図
ニコチン切れ症状が現れる
禁煙を始めると、「イライラ」や「集中できない」などのニコチン切れ症状(禁断症状、離脱症状)が現れます。
禁煙の薬を使うことで、ニコチン切れ症状は軽くなります。
![]()
- とてもタバコが吸いたい
- 落ち着かない
- 気分が落ち込む
- 食欲が増す
- イライラ・欲求不満・怒りのいずれかを感じる
- 寝つきが悪い
- 不安を感じる
- 眠っても途中で目が覚める
- 集中できない
大石 剛子ほか:薬理と治療 33(2):141, 2005
これらの症状は、禁煙し始めは強く現れますが、次第に治まっていきます。
禁煙は治療の有無にかかわらず様々な症状(気分が落ち込む、あせりを感じる、不安を感じる、死んでしまいたいと感じる等)を伴うことが報告されています。また、もともとこのような症状がある場合は、その症状が強く出ることがあります。気になる症状が現れたら、主治医にご相談ください。
あなたもニコチン依存症かも?
ニコチン依存症や喫煙年数のチェックで、健康保険等で禁煙治療を受けられるかどうかが確認できます。禁煙治療を検討している方は、一度チェックしてみましょう。


















