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大和先生のインタビュー動画(実はタバコの煙もPM2.5

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大和先生インタビュー動画「タバコの煙はPM2.5」~健康のためには屋外PM2.5よりも、室内の受動禁煙に注意~

2013年1月から、中国の北京市を中心にPM2.5などによる大気汚染が深刻化し、わが国へのPM2.5の飛来が懸念されています。このPM2.5、実はタバコの煙もPM2.5であるとのこと。
PM2.5について産業医科大学教授 大和 浩先生に詳しいお話を伺いました。

大和先生インタビュー動画「タバコの煙はPM2.5」

Chapter.1 PM2.5とは何ですか?

Chapter.1 PM2.5とは何ですか?

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微小粒子状物質、PM2.5は大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒の大きさが2.5µm以下の非常に小さな粒子のことです。草や木、化石燃料などの燃焼によって発生します。タバコの煙も典型的なPM2.5です。

Chapter.2 PM2.5は、健康にどのような影響を及ぼしますか?

chapter.2 PM2.5は、健康にどのような影響を及ぼしますか?

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非常に小さな粒子であるため、肺の奥深くまで入り込みやすく、肺はもちろん、全身の炎症を引き起こします。
PM2.5の濃度が高い地域では、呼吸器・循環器疾患による死亡率が上昇することが知られています。

Chapter.3 PM2.5は、どの程度の濃度で健康に悪影響を及ぼしますか?

chapter.3 PM2.5は、どの程度の濃度で健康に悪影響を及ぼしますか?

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大気中のPM2.5の濃度については、健康を保護するための目安として、環境省は「1年間の平均値が15µg/m3以下、かつ1日の平均値が35µg/m3以下 ※1」と基準を定めています。
また、2013年2月に環境省が設置した専門家会合では、都道府県などが外出を自粛するなどの注意喚起を行う目安を「1日平均値が環境基準の2倍である70µg/m3 ※2」と設定しました。
ただし、この濃度になっても喘息やアレルギーなどのない健康な方はそれほど神経質になる必要はありません。
むしろ、タバコを吸っている室内のPM2.5の濃度は、環境基準の何倍も高くなるため、注意すべきかと思います。

Chapter.4 喫煙している室内のPM2.5濃度は?

chapter.4 喫煙している室内のPM2.5濃度は?

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このように、自動ドアで喫煙席が仕切られた喫茶店で、喫煙席と禁煙席のPM2.5を測定してみました。

喫煙席では700µg/m3ほどでした。この濃度は、北京でも最も濃度が高い日と同じレベルです。
また、禁煙席でも、環境基準の2倍、70µg/m3を超える状況もありました。

喫煙者が出入りする際に、タバコの煙が禁煙席に漏れ出るので、禁煙席でも外出を自粛するレベルになるのです。

Chapter.5 まとめ 喫煙者はまず禁煙しましょう。

chapter.5 まとめ 喫煙者はまず禁煙しましょう。

タバコの煙は粒子が小さいだけでなく、60種類以上の発がん性物質を含んでいます。
喫煙者は、まず、禁煙しましょう。
健康を守るために必要なのは、屋外のPM2.5よりも、喫煙中の室内に注意し、受動喫煙防止に努めることだと思います。

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産業医科大学教授 大和 浩先生によるコラムを読みたい方はこちら

大和先生のコラム 社内禁煙のすすめ

大和先生プロフィール

大和 浩先生

大和 浩(やまと ひろし)1960年4月生まれ、3男2女

現職:
産業医科大学 産業生態科学研究所 健康開発科学研究室 教授
資格:
医学博士、労働衛生コンサルタント、
日本産業衛生学会指導医
日本医師会認定健康スポーツ医
趣味:
喫煙対策、水泳

<職務経歴>

昭和61年、産業医大卒。
呼吸器内科(6年間)を経て、労働衛生工学研究室にてアスベスト代替繊維の生体影響、効果的で安価な作業環境改善(解剖学実習室のホルムアルデヒド対策等)、職域の喫煙対策、社会全体の受動喫煙対策(医歯学部と大学病院の敷地内禁煙、地方自治体の建物内禁煙、JRの特急や新幹線、タクシーの禁煙化、サービス産業従業員の受動喫煙)の調査と評価について研究。 平成18年より現職。多忙な勤労者が運動習慣を獲得・維持できる職場環境の整備と指導方法の改善、その効果について研究。
現在、喫煙者の健康のために、喫煙しにくい環境づくり=建物内・敷地内禁煙+就業時間中の喫煙禁止を広めるべく、全国の自治体、企業に情報を提供中。

喫煙対策HP:http://www.tobacco-control.jp/
作業環境改善、職域の喫煙対策HP:http://tenji.med.uoeh-u.ac.jp/

<喫煙経歴>

浪人時代にタバコを吸い始め、学生時代も呼吸器内科医になってからもやめられず、16年間で7回の禁煙失敗。その間、タバコ臭い息で肺がん患者さんの診療もしました(反省!)。
平成8年、「職場における喫煙対策のためのガイドライン」が示され、喫煙室の評価を自分のタバコを使いながら研究したことが最終的な禁煙のきっかけに(七転び八起き)。現在のように禁煙治療が普及していなかったため、七転八倒の禁断症状の末に禁煙成功。

  1. ※1 環境省:微小粒子状物質による大気の汚染に係る環境基準について
    (平成21年9月9日、環告33)(http://www.env.go.jp/kijun/taiki4.html)(2013年3月アクセス)
  2. ※2 微小粒子状物質(PM2.5)に関する専門家会合:最近の微小粒子状物質(PM2.5)による大気汚染への対応(平成25年2月)
    (http://www.env.go.jp/air/osen/pm/info/attach/rep_20130227-main.pdf)(2013年3月アクセス)

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