STEP1タバコの害について学ぶ

タバコはさまざまな病気の原因に!消化性潰瘍

消化性潰瘍―タバコを吸っていると潰瘍が治りません

消化性潰瘍とは、胃潰瘍、十二指腸潰瘍のことであり、胃の粘膜が傷ついて、その一部がなくなった状態です。胃痛や胸やけなどの症状があらわれますが、悪化すると胃や十二指腸に穴があいたり、吐血や下血を起こすことがあります。

タバコは、胃の粘膜の血流を低下させ、粘膜の防御力を低下させることから、消化性潰瘍の発症に関与していると考えられています。事実、タバコを吸う人は、胃潰瘍のリスクが約3.4倍高くなります。また、胃潰瘍は再発しやすい病気といわれていますが、治ってからもタバコを吸い続けていると、半数の人が再発してしまいます。

タバコをやめると、胃潰瘍の再発率が16%まで低下したという報告がありますので、胃潰瘍の再発を防ぐには禁煙したほうがよいでしょう。

タバコを吸う方の胃潰瘍のリスク

非喫煙者に比べ胃潰瘍の発症リスク3.4倍!! もし胃潰瘍になっても禁煙をしない場合約半数が再発 ただし、胃潰瘍になった場合でも、その後禁煙をすると… 再発率は16%まで低下 *2
Kato, L. et al. :Am J Epidemiol 135(5):521, 1992
並木正義:日本医師会雑誌 110(3):53, 1993
Tatsuta, M. et al. :Hepatogastroenterology 34(5):223, 1987

消化性潰瘍による死亡リスク(男性)

吸い続けることでリスクに大きな差が!!
Katanoda, K. et al. : J Epidemiol 18(6): 251, 2008 [L20090902001]より作図