STEP1タバコの害について学ぶ

タバコはさまざまな病気の原因に!メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム―タバコも重大なリスク因子

メタボリックシンドローム(メタボ)は、内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさった状態です。メタボリックシンドロームになると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中など生命にかかわる重大な病気を起こしやすくなります。

メタボリックシンドロームにならないために、血圧や血糖、脂質に気をつけることはよく知られています。しかし、タバコもメタボリックシンドロームの原因であることを知っていますか? 吸わない人と比較して、タバコを吸う人がメタボリックシンドロームになるリスクは、1日10~19本吸う人で約2倍、40本以上吸う人で3.4倍にもなるという報告があります。

また、タバコは心筋梗塞や脳卒中などのリスク因子でもありますから、メタボリックシンドロームでなおかつ喫煙を続けていると、心臓病や脳卒中などを起こす危険がさらに高まります。メタボが気になる人は、今すぐ改善策を考えましょう。

Ishizaka, N. et al.:Atherosclerosis 181(2):381, 2005

チェック! メタボのリスク

非喫煙者のリスクを1とした場合 1日に1〜9本吸うと1.37倍 1日に10〜19本吸うと1.98倍 1日に20〜39本吸うと3.04倍 1日に40本以上吸うと3.40倍 

40歳以上を対象とした特定健診で、喫煙はメタボのリスクの1つとして扱われています。メタボの予防・改善のためには、「食生活の改善」や「適度な運動」だけでなく「禁煙」も大切です。

Ishizaka, N. et al.:Atherosclerosis 181(2):381, 2005より作図