STEP1タバコの害について学ぶ

タバコはさまざまな病気の原因に高血圧・動脈硬化

高血圧・動脈硬化―タバコが血管を劣化させます

タバコは、血圧を上昇させます。高血圧があると、脳卒中や心筋梗塞の原因である動脈硬化が促進します。高血圧の人がタバコを吸った場合の脳卒中のリスクは、高血圧で吸わない人に比べて約4倍になります。ただし、禁煙を続けていけば、脳卒中のリスクは、タバコを吸わない人と同等にまで低下することがわかっています。

動脈硬化とは、血管の壁が厚くなり、血液の流れがとどこおる状態をいいます。タバコを吸っていると、悪玉(LDL)コレステロールが血管の壁にたまりやすくなり、さらに動脈硬化を防ぐ善玉(HDL)コレステロールが減少します。動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞などの原因になるため、動脈硬化の予防・改善が大切です。

高血圧の患者さんが禁煙した場合の脳卒中発症リスク(海外データ)

高血圧の患者さんが禁煙をすると… 禁煙前、脳卒中の発症リスクが非喫煙者にくらべ3.8倍*1。5年禁煙すると非喫煙者の患者さんとほぼ同じレベルに*2
  1. ※1 英国人男性7,264人(40~59歳)の調査で、喫煙高血圧患者が脳卒中を起こすリスク(非喫煙高血圧患者を1.0とした場合)
  2. ※2 英国人男性7,264人(40~59歳)の調査で、喫煙本数20本/日未満の喫煙者が禁煙を5年続けた場合
Wannamethee, S. G. et al. : JAMA 274(2): 155, 1995 [L20071115002]より作図