STEP1タバコの害について学ぶ

タバコはさまざまな病気の原因に!糖尿病

糖尿病―タバコが糖尿病を加速させます

糖尿病とは、血液中のブドウ糖の量が多すぎる状態をいいます。糖尿病で注意しなければならないのは、糖尿病が進行すると動脈硬化が促進し、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険が高くなるからです。

タバコを吸うことで、ブドウ糖をコントロールする役目のインスリンが十分に働かなくなり、糖尿病の発症のリスクを高めます。さらに、糖尿病の合併症である糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害の進行を速めます。糖尿病を予防するには、あるいは糖尿病になっても進行を防ぐには、血糖コントロールに加えて禁煙が大切なのです。

1日20本のタバコを25年間吸い続けると、糖尿病になるリスクは1.6倍になります。ところが、1年間タバコをやめると、糖尿病になるリスクは吸わない人と同程度にまで低下します。

また、糖尿病でタバコを吸っている方が心筋梗塞によって死亡するリスク※1は、糖尿病でタバコを吸わない方の2.6倍に高まります。でも、禁煙を続ければ、リスクは糖尿病でタバコを吸わない方と同程度に戻ります。

  • ※1 2型糖尿病の米国人女性における心筋梗塞による死亡のリスク(1日の喫煙本数が15~34本の場合)

    2型糖尿病の発症リスクに及ぼす喫煙の影響

    1日20本を20年を越えて吸い続けるとリスクが1.5倍以上に
    • ※ 1箱・年:20本/日の喫煙を1年間継続
      Uchimoto, S. et al. : Diabet Med 16(11): 951, 1999 [L20070918101]より作図

      糖尿病の患者さんが禁煙した場合の心筋梗塞発症リスク(海外データ)

      糖尿病の患者さんが禁煙をすると… 禁煙前、心筋梗塞の発症リスクが非喫煙者にくらべ約2.6倍*。10年禁煙すると非喫煙者の患者さんとほぼ同じレベルに
      • ※2型糖尿病の米国人女性7401人の調査で、1日の喫煙本数15~34本の喫煙糖尿病患者が心筋梗塞により死亡するリスク(非喫煙糖尿病患者を1.0とした場合)
      Al-Delaimy, W. K. et al. : Diabetes Care 24(12): 2043, 2001 [L20070921055]より作図